お知らせ 10月展「木工 小塚晋哉×陶芸 高木剛」

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テノナル工藝百職 清秋の企画展
木工 小塚晋哉×陶芸 高木剛
2016/10/8(土)-17(月) 作家在廊日 小塚、高木共に10/8(土)、9(日)、17(月)
11:00-18:00 ◎最終日10/17(月)のみ17:00で終了

※展示期間中は10/12(水)のみお休み
※個展準備のため10/4(火)-7(金)はお休み
※展示片付けのため10/18(火)-22(金)はお休み


知り合ってからかれこれもう6年になる小塚さんと高木さん。
ですが、二人展で一緒になるのは今回が初めて。

まだ展示の打ち合わせすら行っていない頃でしたか、
小塚さんと高木さん、それぞれ同じ京都でものづくりしているという地理的にも近い距離感を生かして、
展示以外で何かもう一つ、面白いことができたらいいね、という話がふと持ち上がりました。
それから数ヵ月後、皆で集まった打ち合わせの席上。
展示以外で、二人に協力してもらって行う企画・・・
最近ほうぼうの催しでも見かける、互いの分野を生かしたコラボ作品づくりとか?
うーん、悪くはない。けど何かもう一ひねりほしい・・・
内心悩む私を知って知らずか、おもむろに陶芸の高木さんが口を開きました。
「木工の小塚さんが陶芸で何か作って、僕(高木)が小塚さんに教わりながら木で何か作る、
というのはどうでしょう?」
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異なる分野でものづくりをする二人、どうせなら思い切って己のものづくり分野から飛び出して、相手の懐へ飛び込んでみる。
言うなれば「異分野ものづくり交流」とでも言いましょうか、
教え合うことの時間的都合、ものの完成度、実際やるとなると何かと乗り越え難いことも多いですが、
このお二人なら成し得そうな可能性のある、斬新なプロジェクトのアイディアに、
私はもろ手を挙げて賛成しました。

その後の暑い夏の日々。自分の作品づくりの合間、お互いの工房へ出向き、
木工の小塚さんは、高木さんに教わって土器の壺づくり、
陶芸の高木さんは、小塚さんに教わって木べらづくりに精を出しました。

二人が作っているのは、コーヒー生豆の焙煎ができたり、
茶葉に胡麻、塩などいろんなものを炒るのに使える土器壺と、炒るのに最適な木べら。
土器壺は直火OKで、とにかくこの炒る作業がやりたくて使ってしまう楽しさがいっぱいです。
木べらは抗菌作用があると言われる杉や栗を使い、
やきものへのあたりも優しく、普段の炒め物にも使えます。

チェンジ&セッションプロジェクトの「炒り壺と木べら」は、ものづくりを生業にしてきてたお二人だからこそ、
違う分野のものづくりへチャレンジしてみようとする「遊び心」「探究心」と、
たとえ違う分野だとしても、プロの矜持をかけた「ものづくりの本気」を感じさせてくれます。
もとよりただの取り組みに終わらせず、このプロジェクトの成果をしっかりお客様にもお届けするべく、
壺とへらのセット販売に向け、今もお二人は鋭意制作中です!

もちろん言うまでもないですが、
お二人それぞれ自らのフィールドで力を発揮したうつわや道具も多数ご用意くださる予定。
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高木さんは秋冬にお使い頂きやすい鉄釉や灰釉などなど、あたたかな質感や色合いのうつわを中心に、
小塚さんはトーストなどがますます美味しく頂けるパン皿や、
輪花皿を数年ぶりに新しく工夫を加えて復活させるそう。

定番、新作、いろいろ取り混ぜての展示となる予感。ぜひ楽しみにご覧ください。



■speciality project! 小塚さんと高木さん。お互いのものづくりをチェンジ&セッションプロジェクト
「炒り壺と炒め木べらのセット」※写真はお品の一例です。
小塚さん作の炒り壺&木べらセット/7,000円(税別) 
高木さん作の炒り壺&木べらセット/7,000円(税別)
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今回の二人展スペシャルプロジェクトとして、
小塚晋哉さんと高木剛さんが、それぞれの分野でのものづくりと、
自らのものづくり分野を組み合わせた、素敵なアイテムを制作をして販売してくださいます。
少し古くなった茶葉を焙じて焙じ茶を作ったり、炒り胡麻、炒り塩を作ったり、
コーヒー生豆の焙煎もできる「土器の炒り壺」と、
柔らかい当たりなので土器の炒り壺にはもちろん、
お手持ちの鍋やフライパンなどを傷つけることの少ない、杉材や栗材の「炒め木べら」のセット。
数に限りがありますので、二人展会期中の店頭でのみお買い求め頂けるよう販売致します。


■speciality event
「高木さん式・土器の炒り壺を使った、コーヒー生豆の焙煎実演」
10/9(日)限定 ※営業時間中、合間を見ながら焙煎しています
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高木さんと小塚さんの「炒り壺と木べらセット」をよりお愉しみ頂けるように、
高木剛さんがコーヒー生豆の焙煎を、空いた時間に実演してくれます。
高木さんが自作の土器の炒り壺で、いつもご自宅で行っているという気軽なコーヒー生豆の焙煎、
コーヒーのプロの方々がやっている方法とはちょっと違うけれど、
自分で好きな生豆を買ってきて、好きなときに、好きな分だけ焙煎できるならちょっと嬉しいですよね。
高木さん独自に編み出したやり方をのんびりお見せいたしますよ。
ご質問もどうぞお気軽に。

※混雑時には実演できない場合もありますのでご容赦ください。
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# by kougeihyakushoku | 2016-10-08 11:00 | 企画展など | Trackback | Comments(0)

小塚・高木二人展「二人のものづくりチェンジ&セッション企画」壺づくり編

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こんにちは。

いよいよ百職の十月の展示「木工 小塚晋哉×陶芸 高木剛」もあと一週間と近づいてきました。


その展示の中でも

今回の展示のスペシャル企画というか、一風変わった企画、

「ものづくりのチェンジ&セッションプロジェクト」。

その経緯は、今展覧会のフライヤーの中の文中でも触れています。

「まだ展示の打ち合わせすら行っていない頃でしたか、
小塚さんと高木さん、それぞれ同じ京都でものづくりしているという
地理的にも近い距離感を生かして、
展示以外で何かもう一つ、面白いことができたらいいね、という話がふと持ち上がりました。
それから数ヵ月後、皆で集まった打ち合わせの席上。
展示以外で、二人に協力してもらって行う企画・・・
最近ほうぼうの催しでも見かける、互いの分野を生かしたコラボ作品づくりとか?
うーん、悪くはない。けど何かもう一ひねりほしい・・・
内心悩む私を知って知らずか、おもむろに陶芸の高木さんが口を開きました。
「木工の小塚さんが陶芸で何か作って、僕(高木)が小塚さんに教わりながら木で何か作る、
というのはどうでしょう?」

異なる分野でものづくりをする二人、どうせなら思い切って己のものづくり分野から飛び出して、
相手の懐へ飛び込んでみる。
言うなれば「異分野ものづくり交流」とでも言いましょうか、
教え合うことの時間的都合、ものの完成度、実際やるとなると何かと乗り越え難いことも多いですが、
このお二人なら成し得そうな可能性のある、斬新なプロジェクトのアイディアに、
私はもろ手を挙げて賛成しました。」


そのような流れを経て、

お二人が互いの工房を実際に往復し、どのようにものづくりを進めていったのか、

三回に渡って行われたやりとりに私も同行し、撮影した写真記録をご紹介していきます。

まず第一回目は、8月の半ば、小塚さんが高木さんの工房を訪ね、

土器の壺を成型するところまでの記録写真です。
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高木さんのお住まい兼工房に到着して、まずは一服。

高木さんが拠点にしている京北町は京都市内ですが山あいの地域で、

8月半ばでも冷房いらずの快適さでした。

左が高木剛さん。右が小塚晋哉さん。談笑するお二人。

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高木さん手製の薪窯。

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高木さんの轆轤場。

蹴轆轤と、手回し轆轤が。

時刻は11時半ちょっと前。

作業スタートです。
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まずは高木さんが予め用意しておいてくださった

土器に良さそうな土をこねるところから。

土錬機なしで今回はいきます。

その前に、土の中の小石や木の枝などを取り除く作業を。
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地道ですよー。

あらかた取り除いたら、少しずつ土をこねていきます。
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あまり精製されていない土なので、時々土塊を指やへらで潰したり。
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それでも潰れない固い土塊はへらで叩きます。
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土をまとめていきます。
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できました。

割愛しましたが、土は2種類用意してくださったので、

同じ作業を2回行いました。


ここで高木さんの奥さまのみずえさんが用意してくださった

美味しいお昼で休憩に。

みずえさん、本当にありがとうございました。
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さあ後半です。

さきほどまとめた土を高木さんが菊練りをし、土の状態を整えます。
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今回の土器作りでは、さすがに初心者の小塚さんが轆轤を使うのは難しいだろうということで、

「ひもづくり」という方法がとられました。

轆轤は使わず、土を紐状にして積み上げていくやり方です。

壺の丸い部分を作るために、碗を型にし、中に土の紐を積み上げて成型していきます。

見本を見せてくれる高木さん。
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熱心に高木さんの手つきを見つめる小塚さん。
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高木さんはまた小塚さんと違う感じになるようにと、轆轤でやってみていました。
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奥さんのみずえさんが途中でお茶を運んで来て下さったり。
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まず壺の半分まで作りました。並ぶと可愛らしいです。
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先ほどの半分作った壺を碗にはめ直して、今度は上のほうを作っていきます。
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ちょっとずつちょっとずつ積み上げて作っていきます。
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なかなか器用な小塚さん。
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思っていた以上に小塚さんが上手にこなすのでびっくりでした。
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壺のちょっとくびれた口の部分を。
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ここは難しくて小塚さんもさすがに苦労していましたが、

高木さんがちょちょいと触れると、やはりうまいことなるんですねえ。
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遅いおやつを頂いて、ラストスパート。
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とっぷりと日も暮れ、外はもう夜に。

小塚さん、計6個のノルマを作り終えました。
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作業時間およそ7時間で、

土器作りの前半が終わりました。

この日の作業はここまで。

あとはしばらく乾燥させ、素焼きは高木さんのほうでしておいてくださるということで、

二週間後に野焼き作業をしましょうということに。

乾燥、素焼きにちょっと時間がかかるので、その間、次の第二回目の共同作業は

舞台を変えて小塚さんの工房に高木さんが足を運び、木べら作りをすることになりました。

鑿や彫刻刃を高木さんはどう使いこなすでしょうか?

次の記事は、高木さんの木べら作りの様子をお届けします。
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# by kougeihyakushoku | 2016-10-01 20:39 | 企画展など | Trackback | Comments(0)

入荷 清水善満さんのござ目と四つ目編みの四角いトレイ

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こんにちは。

今日の土曜日は、今のところゆったりめに時間が流れております。

もちろんお店としては忙しいほうがいいのですが、

でも今年は去年よりもどたばとしていて、

例年ならこなせていた仕事が、今年はいろいろと溜めてしまっていて、

あとどれくらいあるのか、確認するのが怖いほど・・・。

もうすぐ展覧会も始まるので、時間は有効に使わないといけませんね!


さて再入荷しているお品が幾つかあるのですが、今日はとりあえずこちらを。

前回初めて入荷した際に、すぐに売切れてしまった清水善満さんの竹のトレイが再入荷しています。

今回は前回B5サイズだけだったのを、A4サイズも作って頂きました。

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清水善満さんのござ目と四つ目編みの角型トレイ
手前/B5サイズ 4,900円(税別) 
奥/A4サイズ 5,500円(税別)


トレイとして使ったり、パン用のトレイとしてもいいですね。

もちろん整理整頓にもぴったり。
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A4の紙を入れてみると、こんな収まり具合です。

シンプルな形なので用途も広く、どんなシーンでも使って頂きやすいアイテムです。

ただ残念ながら、このトレイを作るのに向いた材料を手に入れるのがかなり難しいそうで、

こちらのトレイは今回入荷分を最後に廃盤にされるとのこと。

気になる方はお早めに見にいらしてくださいね。


見ている側としては名残惜しいですが、

つくり手さんとすると、しばらく作り続けていくと、

「これは長く作り続けていくのは難しい」と

つくり手さん自身が判断せざるを得ないアイテムというのも出てきます。

いろいろな工夫を重ねながらも、いかにロングライフな物を作っていくというのが難しいことか、

上手くいかなった時にもまた、つくり手さんの思いや制作姿勢のこだわりが

そこから伝わってくる瞬間があります。
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# by kougeihyakushoku | 2016-10-01 15:55 | 清水 善満 | Trackback | Comments(0)

作家さんからのご案内 波多野裕子さん

こんにちは。

今日は久々の秋の青空でした。

貴重な晴れの日、皆さんはどんな風に過ごしたのでしょうか。

溜まっていた洗濯物を片付けたり、お庭をいじったり、ちょっと遠いあの店に行ってみたり。

私はお店にいるのであまり変わり映えしませんが、

毎月の終わりには銀行や郵便局にお振込に出かけるので、

その道すがら、晴れた空を見上げたり、

気持ち良さそうに揺れている草花を横目で眺めながら歩くだけでも充分嬉しかったです。


さて、お出かけの秋、芸術の秋ということもあって

百職でも来週末から、小塚晋哉×高木剛二人展が始まりますが、

今週末からスタートする展示もたくさんあるかと思います。


店頭でのお取扱いはご無沙汰していますが、

パート・ド・ヴェールでガラス作品を作る、波多野裕子さんより

明日からスタートの二人展のご案内が届いております。

波多野さんの少し愁いを帯びたような佇まいのパート・ド・ヴェールのガラス。

そして今回ご一緒に展示されるワイヤーオブジェの森田さんの作品は、

DM写真にも載っている、まるで本物の植物と見紛うようなオブジェには目を見張りました。

いったいどんな展示世界となるのでしょう。

お近くの方はぜひ。

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波多野裕子×森田節子 二人展
2016/10/1(土)-10(月・祝) 在店日 波多野:10/1、5、10 森田:10/1
10:30-20:00 会期中無休
場所 PLAIN PEOPLE 青山

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# by kougeihyakushoku | 2016-09-30 17:26 | お出かけのススメ | Trackback | Comments(0)

入荷 石原ゆきえさんの丸と八角形のプレート

こんにちは。

本日二回目の更新となります。

今日はこれからおよそ1,000枚もの写真と格闘せねばなりません。

陶芸の高木剛さんと、木工の小塚さんが

お互いの工房を3回に渡って行き来した際、すべてに私も同行して写真を撮ったのですが、

おそらく1,000枚以上撮ったはず。

下手なので多すぎるくらい撮っておかないと、といつもこの調子なのですが

今回はさすがに撮りすぎでしょ。

今まで写真チェックせず、眠らせておいたですがとうとうやらないといけません・・・

パソコンには取り込んであるので、どれが映りも良くて分かりやすいか、一枚一枚見ていくんですが、

どれも興味深い場面を撮った筈なのに、やはり見るのは疲れるものです。

この間はつい眠くなって、途中で舟を漕ぎそうに。(営業中ですよ・・・)


過酷を要するその作業の前に。

石原ゆきえさんのうつわをご紹介しておきますね。
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八角形のプレート 5,500円(税別)
丸プレートマット黒 2,500円(税別)


こちらの石原さんのうつわはだいぶ前にお店に届いたものです。

お料理研究家の方がぜひ石原さんのうつわを!ということでご希望頂き、

無理言ってゆきえさんに送って頂いたものの一部。

幾つかのうつわは、無事その方のもとへ嫁ぎまして、

何種類かはこうしてまだ少し店頭でお取扱いがございます。

時期を逸しましたが本日ご紹介しておきますので、気になる方はお早めにどうぞ。

マットなゆきえブラック(今名づけました)が目を惹くプレート二種です。

丸いほうはケーキプレートにぴったり。

ご家庭でよく使うオーソドックスなサイズ、6寸のプレートです。

表も裏もマットな黒一色で統一されていて、シックにお料理を引き立ててくれますよ。


一方、四角の隅をちょいちょいとカットした、変形の八角形プレートは

マットな黒の釉薬に、素地のグレーを見せるリムがまるでフレームのようで、

このクールな組み合わせがかっこよいです。

黒は食材の色を思う存分に引き立ててくれますから、お料理をドラマチックな表情に見せてくれます。

写真映えするうつわとも言えます。

この八角形のプレートは大きめなので、

豆皿、小皿をセットしたりすれば、ワンプレート料理にも使って頂けるはず。

今日はこう使おう!明日はこう使おうかな?と、

毎日あれこれ楽しませてくれる、シンプルで使い勝手の幅広いのうつわですよ。


石原さんは、ただ今甲子園にあるお店「nico」さんで行われている企画展

「数字にまつわるエトセトラ」にご出展されています。

10/4(火)まで開催中ですよ。

石原さんと言えば、の、あのカレンダーが並んでいるのかな?と想像中。

お近くの方はぜひ足を運んでみてくださいね。
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# by kougeihyakushoku | 2016-09-29 17:38 | 石原 ゆきえ | Trackback | Comments(0)

近藤康弘さんの焙烙と耐火四角鉢について

こんにちは。

昨夜はあまりにも雨降りがすごくてどうなることかと思いました。

横になっていたので、起き上がってまで雨の様子を窺うことはせず、

ただ寝転がって天井を見つめながら、

明日になったら雨の海にぷかぷか浮いている我が家の図を想像していました。

それと庭のめだかは大丈夫だろうかとそればかりを考えていました。


目が覚めてみれば、ありがたいことにこの界隈はそれほどの事態にはなっていなかったものの、

雨の被害を受けた地域もあるということ。皆さまには心からお見舞い申し上げる次第です。


さて、今日は在庫についてのお知らせです。

定休日の間にお問合せメールを何件か頂いており、本当にありがとうございます。

もし他に気にされているお客様もおられれば、

ということでこちらのブログのほうにも状況を載せておきます。


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焙烙 4,200円(税別) およその寸法(cm)全長18×高さ5.5

少し前にもご紹介しました、益子の近藤康弘さんの焙烙(ほうろく)。

土鍋土を使った、耐火のやきものです。

今日現在では、焦茶のものが今回入荷分の最後の一点となっています。

直火にかけて、胡麻や塩を焙じたりもできますし、緑茶を焙じれば焙じ茶を作ることもできます。

一度に15~20gくらいの茶葉でするのがおすすめです。

焙じる時間は30秒から2分くらい。お好みでお試しください。浅煎り、深煎りでお味が変わります。

焙じると緑の茶葉が、全体に茶色っぽくと、そして茎のところなどはふっくらとします。

焙じることでカフェインも抜けるので、お子さんにも飲んで頂きやすくなるかと。

少し古くなったお茶を、再利用するのもおすすめです。

「&Premium」さんの記事内で紹介して頂いたこともあって、お問合せがあったようで。

本当にありがとうございます。

再入荷予定ですが、年内ぎりぎりか、来年になるかもしれません。

近藤さんが拠点にしている益子でも、

こちらを使った焙烙ワークショップが行われているようですよ。

今日みたいな雨の日、

ゆっくりお茶を焙じるところから始めて、香ばしいお茶を味わってみるのも良いですね。


それと、こちらもお問合せを頂いていました、同じく近藤康弘さんの耐火の四角鉢。
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耐火四角鉢 白、茶/各3,500円(税別) およその寸法(cm)21×17.5×高さ3.5

いわゆるバットですね。

やはり耐熱のうつわです。

直火・オーブン・レンジもOKです。

耐熱物は、秋冬の色濃くなるこの時期、やはりよく聞かれるようになりますね。

少しざらつきのある、ざっくりとした質感です。

色は生成りのような白と焦茶色の二色です。

生成りは残り2点ですが、焦茶はまだ幾つかご用意あります。

ちょっとぽってり、角に丸みのある四角が優しい雰囲気。

大皿として使って頂くのも良し、グラタンやキッシュ、焼菓子などのオーブン料理にも。

深さがあるので、結構容量も多めなのもありがたいです。

一人一つずつのうつわ使いもいいですが、

大きなうつわに盛ったお料理をみんなで囲んで分け合って頂くのが、

これからの季節にはいっそう嬉しいですね。

こちらは近藤さんが定番として作っていらっしゃるうつわでありますが、

一度売り切れると入荷までに少しお時間を頂きますので、ご注文希望の際にはご了承ください。
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# by kougeihyakushoku | 2016-09-29 16:05 | 近藤 康弘 | Trackback | Comments(0)

ワークショップ「岡悠さんに教わる、毎日使いたい竹の鍋敷きづくり」を行いました

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こんにちは。

今日は定休日ですが、

日曜日に行った、竹細工職人・岡悠さんによる「竹の鍋敷きづくりワークショップ」の様子を

ご紹介しておきます。

こちらが今回、講師を務めてくださった竹細工職人の岡悠さん。
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竹と鉈を手にして、いとも簡単そうに竹割りの披露してくださいました。

やはりお見事でした。
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本番に移る前に、はじめに六つ目編みの簡単な練習をして準備体操。
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初めて聞くと、まるでパズルのようで「?」マークがいっぱい頭に浮かびますが、
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考えるより馴れる、という感じ。

ということで、とにもかくにも早速本番へ。
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鍋敷きは六つ目編みで出来ています。
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中心の六角形を作る。
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外枠になる「たが」と呼ばれる輪っかをはめたら、六つ目に組んだ竹ひごをもう一度整える。

丁寧に。
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後からでも調整できるけど、やはり最初が肝心。

竹ひごを整えて、きれいな六角形に。

回してみて、どこの角度から見てもきれいな六角形になりました。

だいぶ編み進めてきました。
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竹ひごをねじりながら、差し込んで入れ、

一辺が編めたら回転させ、また同じ手順を繰り返す。

システマティックな工程ですが、最初は見様見真似なのでやっぱり少々難しい。

でも目に見えて完成形に近づいてきているのもわかるから、大変でも編み進めていくごとにわくわくします。
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手前のたらいには水。
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鍋敷きづくりには水は必須用件です。

この鍋敷きは、真竹を油抜きした白竹を材料にしています。

かなり幅広のひごを使っていますから、ひごも強靭。

乾いていると扱いにくい。ねじったら折れてしまいます。

そこで水の出番。

水にずぼんと漬けて、竹に水を吸わせてあげると、しなやかになって扱いやすくなります。

それでもこの竹の鍋敷きづくりは、終盤に近づくにつれ、かなり力が必要になってきます。

編んだ部分を整えるために、ひごをぐいぐいっと引っ張るのは、遠慮していてはできません。

お腹に力を入れて思い切り引っ張ります。

身体が熱くなってきた、とカーディガンを脱ぐお客様も。
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作業もいよいよ最終盤。

編み終わりの始末です。

端をななめに切り、飛び出さないように、そして見えないように、隙間に差していきます。
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でもここも油断は禁物。

切り過ぎて短くならないようご用心。

そのためにも、一回ごとにきちんと自分の正面に来るように置いてから、一辺ずつ、良き長さに整えます。

すっ、ぱちん。すっ、ぱちん。

鋏の音が響きます。

そうしていると、不思議と所作そのものも美しく、凛とした佇まい。


さあ完成です。
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12時からの回のお客様の鍋敷きたち。

同じなようで、同じじゃない。

皆さん、見事な腕前を披露してくださいました。

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こちらは、15時からの回のお客様が作られた鍋敷きたち。

こちらも、皆さん見事な腕前を披露してくださいました。

まだぬれていたので写真は少し濃い象牙色ですが、

今頃はすっかり乾いて淡いお色で台所に置かれていることでしょう。


最後に。
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こちらは、今回鍋敷きを教えてくださった、

竹細工職人・岡悠さんが、竹を習い始めた頃につくられたもの。

もう10年選手だそう。

真ん中の六つ目のところが、ほんのりとですが焦げています。

これも使い続けられてきた道具と過ごしてきた時間が映し出された、あかしみたいなものですね。


日程は未定ですがいずれまた、

この鍋敷きづくりも二回目、三回目と継続して企画していければと考えております。

更に、また別のメニューとして同じ白竹を使った「パン籠づくり」の企画を進めている途中です。

どちらもまたぜひ楽しみにお待ち頂けると嬉しいです。
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# by kougeihyakushoku | 2016-09-27 17:21 | ワークショップ | Trackback | Comments(0)

お知らせ 9月ワークショップ「岡悠さんに教わる、毎日使いたい竹の鍋敷きづくり」

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テノナル工藝百職 初秋のワークショップ
「竹細工職人 岡悠さんに教わる、毎日使いたい竹の鍋敷きづくり」
※参加は要予約。ご予約は9/5(月)11:00よりメールにて受付開始
開催日時 2016/9/25(日)
①12:00-14:00
②15:00-17:00
※①、②の時間帯すべて満席となりました、ありがとうございます
◇定員 各回4名様まで ◇講座費3,500円(税込/お飲み物付)
◇場所 テノナル工藝百職
◇ご注意 当日は竹を湿らすために水を使いますのでぬれても差し支えのない服装でお願いします

※基本的に予約後のキャンセルは準備の都合上お受けしかねます。
※やむを得ない事情で前日、当日のキャンセルはご参加料金の全額を頂戴いたします。
※ワークショップ開催日は参加者のみのご入店とさせて頂きます。


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暑さも少しずつ和らぎ、朝晩のひんやりとした空気がうれしい頃。
9月最後の日曜日の百職は「竹編みの日」です。
この日は京都府宇治田原在住の竹細工職人 岡悠さんが教えてくれる
竹の鍋敷き作りワークショップをいたします。
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真竹を晒した「白竹」を使い、六本の竹と外枠だけで作りだされる
先人の知恵が詰まった鍋敷きをこしらえましょう。
およそ直径18cmのサイズですが、たっぷりと厚みがあるので、
一回り、二回り大きなお鍋にだってしっかり敷けますよ。
鍋やフライパン、やかんたちの頼もしい相棒であり、
日々の台所しごとを支えてくれる、隠れたスタメン選手です。
使い込んで、だんだんと深みのあるこっくりした色へと変わっていく姿を眺めるのも、
台所で味わえるちょっとした幸せ。

しなやかで丈夫、眺めていても美しい竹の鍋敷きを、岡さんに教わりながら編みましょう。
途中、疲れたらお茶を頂きながらの、約2時間コースのワークショップ。
編み上がった鍋敷きはもちろんお持ち帰り頂けますよ。

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講師/岡 悠(おか・ゆう)profile
1983年 北海道札幌市に生まれる
2004年 京都伝統工芸専門学校(現・大学校)竹工芸科入学
2006年 同校卒業後、石田竹美斎氏に5年間師事し、竹工芸の技術を学ぶ
2014年 「ユウノ竹工房」として竹の魅力を伝えるために活動を始める

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# by kougeihyakushoku | 2016-09-25 11:00 | 企画展など | Trackback | Comments(0)


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