きれいに暮らす-初夏の道具展- 十日目 竹の品々に追加入荷がありました

●山梨すず竹細工より
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甲州麺ざる 
左/小 2,500円(税別) およその寸法(cm)径21×高さ3
右/中 2,800円(税別) およその寸法(cm)径23×高5

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こちらは今回の展示用にオーダーしたものではないのですが、

たまたま以前に注文して待っていた分が今回入荷してきましたのでご案内しました。

縁を立たせて深さを持たせているので、中に入れたものが転がり落ちたりしにくいのが良いです。

まだ採ってから間もない竹の、青々した色が清清しいです。

この季節ならではのお色という感じ。

時間が経つにつれて色が抜けて黄色くなってきます。


●岩手すず竹細工よりの追加のお品

何年かぶりに今回オーダーしていた市場籠が届きました。

実物はかなりの大きさ。実際ご覧になったらちょっとびっくりされるかもしれません。

比較に文庫本を置いてみました。
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すず竹市場籠(底力竹入り)
手前/尺3寸 5,300円(税別) およその寸法(cm)横幅41×まち21×高さ25
奥/尺4寸 5,700円(税別) およその寸法(cm)横幅44×まち23×高さ26


お出かけ用などといった可愛らしいものではなくて、「実用的」というのを形にしたようなお買い物籠です。

でも実際は、大根だったり牛乳パックだったりいろいろとがっつりと買い込むときには

これくらいの大きさが必要かなと思います。

車でピクニックなどにお出かけするような時でしたら、

お弁当や水筒など、たっぷり荷物を入れて車に積み込めて良さそうです。

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持ち手には、しっかりした縄に籐の身(肉)部分を巻いています。

縁巻きも籐の身部分が使われています。
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内側は竹の身のちょっとざらざらした部分が来ますので、埃がくっつきやすいのです。

ですので気になる方は、使わない時は布を掛けておくなどをしておいたほうがよいですよ。


編目は網代の三本編みです。

ひごは太めでざっくりとした造りですが、素朴な良さがあります。
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底の支えに力竹ががっちりと組まれて入れてあります。

滅多なことでは壊れないでしょう。

でももしこの力竹が壊れてしまった時でも、後から修理しやすいような構造になっていますのでご安心を。



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すず竹おぼけ 2,500円(税別) およその寸法(cm)径28×高さ13
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もともとは田畑や山、海辺などで収穫したものを入れたり、

身の回りの品々を収納したりと幅広く使われていた籠だそうです。

少し背が高くて深いので収納できるものもいろいろあって便利だと思います。

写真のように雑誌などを入れておいたりもできますし、

スリッパやルームシューズなどを入れておいても、インテリアになりますね。

お台所で野菜などを保管しておくのにもいいですよ。

多用途に使える形の使い勝手の良い籠です。


こちらは最初の買物籠とは違った、お出かけ用のすず竹の二本編みの手提げ籠です。

A4が入るサイズで、まちも薄めなので、街中や電車内など人が多いところでも持ち歩きやすいでしょう。

まずはリーズナブルなタイプから。
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すず竹二本編み手提げ籠 7,300円(税別) およその寸法(cm)32×まち11.5×高さ22
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持ち手と縁巻きは、籐の身(肉)部分を使っています。

編目は、上等のものと比べると、ひごは太めに作ってあるためもざっくりしています。
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A4サイズの雑誌もちゃんと収まります。
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こちらのタイプには、底に支えとなる力竹が入れられていませんので

荷物の入れすぎには注意してくださいね。


こちらは少し上等なタイプの手提げです。
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すず竹二本編み手提げ籠(上) 14,000円(税別) およその寸法(cm)33x13x高さ24
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こちらはさきほどのものよりお値段はだいたい倍となっていますが、

その分、より上質な材料を使って、しっかりと手が掛けられています。

こちらは縁巻きに、すず竹の皮が使ってあります。

竹で巻くほうが高い技術が必要で、しっかり手が掛けられているということです。

また、籐の皮と番線(針金)で本体と取っ手をつなぎ、丈夫ですっきりした仕上がりの構造で、

身部分よりも良いとされている籐の皮を取っ手には巻いています。

皮部分のほうがつるっとしていて撥水性も高いので、材料としては身<皮とされています。

経年変化の状態も皮部分は飴色になっていくので、時間が経つにつれ美しい姿に育っていきます。
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こちらのタイプには、重さに耐えられるようにしっかりと力竹が入っています。
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そして編目ですが網代二本編みで、リーズナブルなタイプに比べると、

ひごも細めに作られていて手間がかかっており、

でもそれだけに編目も細やかに丁寧に仕上げられています。


一見同じように見えるお品がいくつか並んでいて、

でもお値段を見てみるとそれぞれずいぶん違うなあ、ということってありますよね。


お安いお値段のものは、普段使いとして考えられたお品が多く、いわば消耗品的なお品であります。

ある程度の耐久性をきちんともたせることも必要ですから

一定レベルの仕事をしつつも、材料を少し安価な物を使ったりなどいろいろやりくりし、

ざっくりした造りだけれど、お求めやすく気軽に使えるように作られています。


お値段が張っているものにも、もちろんちゃんとした理由がありますね。

良い材料を選んで丁寧に手間をかけるということ。

つくり手の方が、使ってもらう方に対して

いかにより長い年数使い続けてもらえるか、どうしたらいいだろう?と考えて、

そして工夫を重ねて作られたものです。


それぞれのタイプにそれぞれの良さがありますが、

上で書いたようなかける手間や材料の違いなどで、お値段に差が出てくるというのを知ると、

これから竹のお品を選ぶときにも何か参考にしてもらえるのでは、と思います。

頭の片隅に置いておいてもらって、たまに思い出してもらえると嬉しいです。
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by kougeihyakushoku | 2015-05-05 16:10 | 企画展など | Comments(0)


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