3/8(土)は、百職の店頭の営業はお休みさせて頂き、

この日は終日｢藁の日｣ということで、川上ゆりさんによる鍋敷き作りワークショップを行いました。

今回講師を務めてくださった藁作家の川上ゆりさん。以前にもこのブログでご紹介させて頂きました。ワークショップが始まる前に川上さんが藁を叩く下準備。叩くことで藁の繊維がより鍛えられ強くなるのだそうです。

手順としてはまずは藁である程度の長さの細縄を綯(な)い、その細縄を芯に巻き編み上げていきます。

そして縄が短くなったら、先ほどの縄にまた藁を足してまた縄を綯い、巻き編み上げるの繰り返し。

終わったら、飛び出ている藁をきれいにカットし、足などで踏んで平らにならして完成です。

今回の鍋敷き作りで重要なのが、この藁で縄を綯うという作業。

この現代、藁綯いをしたことがあるよ、という方はそう多くないと思います。

この藁綯いの作業は、普段私たちがあまりやらないような動作なので

コツをつかむまでには少し時間がかかるとのことですが、

これさえクリアできれば後の作業はそう難しくはないとのこと。

今回のワークショップは午前の部と午後の部に分けて行いましたが、

申し込んでくださった皆さんは器用な方が多く、とても楽しんで頂くことができました。

その様子のお写真を今日はご覧くださいね。


■午前の部

午前の部の皆さん、鍋敷き完成です。

■午後の部
午前に続いて、午後の部の皆さんも、無事鍋敷きが完成しました。

ちなみにこの日は長時間のワークショップでしたので途中でおやつ休憩を入れました。

お茶とお菓子は、企画展期間中お取扱いしている西陣のたま茶さんのハーブティーと、

河原町丸太町にある｢ひつじ｣さんのドーナッツをお出ししました。



出来上がってくる縄の太さも人それぞれ、巻き編みの具合も人それぞれということで、

個性豊かな鍋敷きを皆さんに作って頂くことができました。

見させて貰っていた私も本当に楽しかったです！

この機会に藁に興味を持ったというお客様も多く、

ご参加の皆さん全員、川上さんから材料の稲藁を分けてもらって

大事そうに抱えてお帰りになっていたことも、とても嬉しい出来事でした。

もし興味がわいたという方がいらっしゃいましたら、

また第二回目も開催できればと考えておりますので、その際はぜひぜひご参加くださいね。